県内市町村長 新春に思う〜柴岡邦男 大月町長(「高知新聞」1月1日」)

公約に掲げた「町民が主人公の町づくり」の実現へ、昨年は農林水産業関係者で「五十人委員会」を設置しました。振興に向けた具体策などを拝聴し、対話の行政を推進しています。
 一方、職員の意識改革なしに行財政改革は不可能であるとの観点から、大幅な機構改革も実施しました。財政は厳しい状況にありますが、農林漁業の生産基盤の拡充や、町の特性を生かした観光振興、介護保険制度に対応するさらなる福祉対策や商工業の振興に全力を尽くします。
 既に着工している、ふるさと林道平安線、柏島ー二ツ石線のトンネル、大月中学校建設、国体開催に伴う多目的運動場、春遙のダム建設などは計画通りに進んでいますが、今後の事業についても費用対効果を十分に検討し、優先順位を選択しながら実行します。
 とりわけ、町民参加による「ふれあいパーク大月」の再構築、黒潮実感センター設立などは早急に取り組みたいと考えます。今年も引き続き、発展のために誠心誠意で頑張る決意です。