宝酒造 柏島の環境保全団体に50万円助成
(「高知新聞」6月4日掲載)

 酒造大手メーカーの宝酒造(本社・京都市)が設立している基金「TaKaRaハーモニストファンド」の本年度助成先に幡多郡大月町柏島の「黒潮実感センター設立準備委員会」(会長=柴岡邦男町長)が選ばれ、二日に助成金五十万円が贈られた。
 同ファンドは自然環境保全推進を目的に昭和六十年に設立。全国各地の環境活動を行っている団体や個人に助成金を贈っている。今回は十団体、一個人が選ばれた。
 同準備委は柏島の豊かな海洋生物環境を研究する拠点施設「黒潮実感センター(仮称)」を設立しようと、十年七月に発足。定期的に学習セミナーを開くなど活動を続けている。
 同準備委で中心的に活動している高知大・高知医大非常勤講師の神田優さんは「保全に対する取り組みが認められて喜ばしい。活動の幅も広がります」と話していた。