宝酒造
黒潮実感センター設立に
助成金50万円贈る
(「毎日新聞」6月26日掲載)

 宝酒造(大宮社長、本社・京都市)が日本の自然環境保全の研究や活動団体を支援する「TaKaRaハーモニストファンド」の選考があり、大月町柏島の黒潮実感センター設立準備委員会(神田優事務局長)にこのほど、50万円が贈られた。
 同ファンドは、3億円の信託金を基金に1985年10月に設立された。学者や大宮社長ら7人で構成する運営委員会(委員長、四手井綱英・京大名誉教授)が申請の中から研究と活動の2部門で審査。助成総数は86〜99年度まで計153件、7475万円にのぼり、今年度は38件の申請の中から11件(計500万円)が選ばれた。
 同センター設立準備委は、2002年にセンターを開設、透明度の高い美しい海や国内有数のサンゴ群落がある柏島を、環境教育や生涯学習の場としてそっくり野外博物館にし、人と自然が共生できるルールづくりを目指している。