柏島の環境保全を 支援へ50人が奉仕団 大月町
(平成13年6月24日 高知新聞掲載)

 幡多郡大月町柏島で海洋生物研究機関の立ち上げを目指している「黒潮実感センター設立委員会」(神田優事務局長)の活動を支援するボランティア組織「黒潮ボランティア・里海」の設立総会が二十三日、旧柏島中学校で開かれた。

 ボランティア組織は柏島の魅力を知る県外ファンの提案を基に、同設立委と地元住民らが検討。その結果、地元のほか大阪府、奈良県などから五十人が登録し、設立総会に約四十人が参加した。

 神田事務局長が黒潮実感センター構想の概要を説明。「環境保全を訴える形で、地域に根ざした学術研究に取り組んでいきたい」と話した。

 会長に米島輝明・柏島地区長を選出。今後、同設立委の事務作業や環境保全作業などを中心に活動することを決めた。米島会長は「地元と県外の柏島ファンからの支援。この両方の支援の輪を大きく広げ、実感センターの立ち上げに協力したい」と話していた。

 里海は会員を募集している。問い合わせは同設立委事務局(0880・62・8022)。

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