第12回 柏島・里海セミナーを開催します!


タイトル: 「海とながくうまく付き合う方法」
内 容: ・限られた資源とじっくり付き合う沿岸漁業
     ・魚介類や加工品が買い手に届くまでの問題点と産地からの狙い
     ・里海の価値を考える
講 師: 鷲尾 圭司 先生(京都精華大学教授・明石市林崎漁協顧問(兼任))
日 時: 平成16年2月 28日(土) 午後6:30-8:30
場 所: すくも湾漁協柏島支所2F (幡多郡大月町柏島)
参加費: 無 料
主 催: NPO法人 黒潮実感センター(TEL:0880-62-8022)
後 援: すくも湾漁協・マリンブルー21・トヨタ財団・富士ゼロックス端数倶楽部・大月町

■講演の主な内容■
 以下の3つの話題について分かり易くお話しいただく予定です。

1.限られた資源とじっくり付き合う沿岸漁業
毎年同じ海はない。たえず変動を続ける海の環境もその原理をたどれば気の長い付き合いをせざるを得なくなる。人の思い通りにならないのが自然。何十年かに一度の大漁を夢に、限られた資源とじっくり付き合っていくのが沿岸漁業のあり方。

2.魚介類や加工品が買い手に届くまでの問題点と産地からの狙い
魚屋さん、公設市場がつぶれ、スーパーになった。いまスーパーも苦戦し始め、コンビニ感覚が受けている。これらの変化の間に「色物」のトロ箱が売れなくなった。沿岸で獲れる多様な海の幸を、しっかり利用してもらうにはどうすればよいか。

3.里海の価値を考える
地元の人にとっての里海の価値、都会から来る人にとっての価値、これは違っていて当然で、その見方の違いを楽しむくらいの付き合い方が望ましい。都会では「個」で暮している。地元では「群」で暮している。個は金儲けはできて刺激はあっても心は寒い。群は安心感はあっても刺激と充実感が乏しい。お互いが補い合える場として里海、里山が価値を持つ。

身近な海やこれからの沿岸漁業についてのお話です。
関心のある多くの方のご参加をお待ち申し上げます。
講演終了後、講師を囲んで懇親会を行います。費用は3000円です。
こちらは準備の関係上2/25(水)までにセンターまで予約していただきますようお願いします。