秋から冬への野草の移り変わりを撮ってみました。


ツワブキ(キク科 撮影:11/29)
 葉がフキに似ていて光沢があることからツヤブキ、なまってツワブキになったといわれる。本州〜沖縄に分布。初冬の海辺を華やかに彩る。


アゼトウナ(キク科 撮影:11/22)
 伊豆以西の海岸の岩場に生える。葉は厚く、潮風に耐えられるようになっている。花は天気が悪いとつぼんだままで開かない。


ノジギク(キク科 撮影:11/22)
 高知を代表する花の一つで、晩秋から冬にかけて県西部の海岸はノジギクの花であふれる。白い花びらは盛りを過ぎると紅みをおびる。本州の一部と四国、九州の太平洋側にみられる。高知県では東(室戸岬周辺)はシオギク、西(足摺岬周辺)はノジギクが優先する。
 柏島周辺の山肌斜面は一面ノジギクが満開です。盛りはちょっと過ぎましたが……。


ノジギクとアブ(撮影:11/22)


オオムラサキシキブ(クマツヅラ科 撮影:12/4)
 ムラサキシキブの海岸型(日本南部)で、葉は大きく、光沢がある。夏にピンク(白もある)の花を咲かせる。高知では柏島周辺にみられる。