7月24日、大月エコロジーキャンプ場にて、宿毛JC主催による夏休み子供キャンプの一環として、海の体験学習を行いました。
宿毛市の小学生と宿毛JCのボランティアメンバー、それに黒潮実感センタースタッフ3名、黒潮ボランティア・里海のメンバーでダイビングサービスのスタッフ3名で海の体験学習会を開きました。
このキャンプ場のすぐ下は、尻貝海岸という波の穏やかなサンゴの生息する海があり、そこでシュノーケリングをしたり、磯の生きものを観察しました。
子供たちは夢中で箱メガネをのぞきながら、網で小さな魚をすくったり、体の大きさにぴったりのサイズの穴に入っているウニを苦心してつまみ出したりしていました。つかまえた小さな魚は、すぐに弱るのでその場で解説をして海に返しました。海での体験を終えると、みんなでお腹いっぱいバーベキューを楽しみました。
夕食後、エコキャン研修室に移動して、昼間の体験を復習する意味で生き物の勉強会をしました。日中スノーケリングした場所でみんなが見た海中の生き物をビデオに撮り、それを元に解説を加えました。
尻貝の海底でも石が白くなってしまう「いそ焼け」が進行しており、以前はたくさんいた魚も激減していました。それでも子供たちは、自分達が泳いでいた浅いところにも、よく探すとクマノミや、ワカウツボ、キリンミノ、ハナハゼ、ダテハゼ、ハリセンボン、チョウチョウウオなどが住んでいることに、とても驚いていました。
子ども達にとってはバーベキューをしたあとの眠い時間帯でしたが、みんなしっかり起きて見入っていました。約一時間の説明のあと、磯から捕ってきた貝やウニ、ナマコを入れた水槽を観察したのですが、大勢の子ども達からの質問が絶えることがなかったのが印象的でした。
みんな海の生き物にすごく興味を持っているんですね。でも、こうやって説明をしてやれる人と場がないとせっかく興味を持った子ども達がいても、その芽はそこから伸びることはないでしょう。
改めて黒潮実感センターの設立意義を感じた一日でした。
みなさん、ぜひ黒潮実感センターの設立を応援して下さい。
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